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S026日本帝國陸軍牙山全勝凱旋之圖


応需 楊斎延一 画                   静岡県立中央図書館 蔵

年玉印


明治廿七年 月 日

   仝年 月 日発行

臨写印刷兼発行者 綱嶌亀吉 日本バシ区馬喰町二丁目十四バンチ

二世彫栄


中図 大島陸軍少将

 

静岡県立中央図書館での分類は 

請求記号 K915-108-040-037
画題(題名) 日本帝国陸軍牙山全勝凱旋之図
絵師(画工名) 応需楊斎延一画印
版元 綱島亀吉
出版年 明治27年(1894)
員数 3枚続
版型 大判
彩色 錦絵
資料名 上村翁旧蔵浮世絵集(40)
カテゴリ /浮世絵/31集~40集/40集-房種・延一 
 

 このページの画像は静岡県立中央図書館のデジタルデータを利用して構成している。また、データに関しては東京大学史料編纂所錦絵データベースを参考にした。

 

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メモ

 日清戦争開戦直前である八月中の牙山の戦いに勝利した日本軍の様子を描いているが、実際はこのように優雅なものではなかったようだ。ぬかるんだ陸路での補給は困難をきわめたし、緒戦の豊島沖海戦で勝利したものの清国の北洋艦隊の脅威は健在で制海権を確保していない連合艦隊は海上補給にも不安を抱えていた。この後平壌に追撃戦を行うが、補給の不足は武器・弾薬、医薬品や食料に及び本当にぎりぎりの戦いが続いていたようだ。当時は補給の概念がそれほど重視されず、戦利品をうまく利用することが、求められていたようだが、敗走する敵も食料は手放さなかったようだ。

 桃太郎のように敵から奪い取った戦利品を積み上げて、分捕り品として、並べる図柄は日清戦争錦絵の中に多数見られる。この絵でも右側に清国軍からのの分捕り品、銃や剣や矛や米や軍旗などが描かれ、左側には戦勝を祝う酒樽が大量に描かれている。日清戦争は近代戦への過渡期をちょうど今、移行している最中だが、表現の方は少し遅れて、未だのどかな前近代から抜け出していないようだ。


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